新しい出会い!~ツバメに選ばれた~
小さな菜園を作り始めた時を同じくして、ケアプランセンターの軒先につがいと思わしき二羽のツバメが巣作りをはじめました。二羽の一生懸命な姿に胸を打たれ、歩行者に迷惑が掛からないように、泥やフンの落下防止用に受け皿を製作して、温かく見守ることにしました。
垂直に切り立った外壁に、二羽が協力して、何度も、何度も、泥や藁を口に咥えて戻って来て壁にくっ付け、また、飛んでいきます。数日で立派な巣が完成しました。やがて、メスが巣に籠るようになったと思ったら、数日後、ピーピーと小さな声が聞こえるようになりました。三羽のヒナが身を乗り出して、オスが餌を咥えて戻ってくのを賑やかに待っています。
いったいどれだけ食べるのかというほど、一日に何百回も運んで来て食べさせます。八月初旬には、子供達が飛ぶ練習をはじめました。夏の終わりが近づき、涼しくなり始めたころに、五羽の親子のツバメが巣を後にして南方へ長い旅に出かけていきました。
ワンフォーワンを昨年立ち上げ、何もない状態から手探りで「ひとり」また「ひとり」と少しずつ新たな出会いを大切にして、秋、冬、春、そして夏の終わりを迎えました。
私達を選んでくれたこのツバメの親子達との出会いと同じように、これからの出会いを大切にして、たくさんの仲間を増やしていきたいと思います。
「ツバメの巣は縁起が良く
幸福を運んで来てくれる!」
この子供達が、来年、この巣に新しい伴侶を連れて戻ってきてくれるように巣はこのままにしておこうと思います。
これからもたくさんの新しい出会いが訪れるように・・・